苦手な仕事を後回しにしてしまった当時の状態
私の場合、苦手な仕事ほど「今は無理だ」と感じて、
無意識のうちに後回しにしていました。
やらなければいけないことだと分かっているのに、手をつける気力が湧かない。
頭の中ではずっと引っかかっているのに、体も思考も動かない。
終わっていない仕事が、ずっと頭のどこかに居座り続けている状態が続いていました。
しかもその仕事は、自分の中では
「失敗しやすい」「時間がかかる」「評価に直結しやすい」もの。
だからこそ、余計に向き合うのがつらくなっていたのだと思います。
後回しにした仕事が、頭から消えなかった理由
苦手な仕事を後回しにすると、少しだけ気持ちは楽になります。
ですが、その安心感は一時的でした。
仕事そのものは消えていないため、ふとした瞬間に思い出してしまいます。
通勤中、会議の前、夜ベッドに入ったとき。
「あの仕事、まだ終わっていない」という考えが、何度も頭に浮かびました。
やっていない自覚がある分、完全に忘れることもできません。
「後でやろう」と思ったまま放置された仕事が、頭の中で何度も再生され、
それがそのまま精神的な負荷になっていました。
外からは分からない形で、状況は悪化していった
当時の私は、表向きには大きな問題がないように振る舞えていました。
受け答えもできるし、理由を聞かれればそれらしく説明もできる。
その場をやり過ごすこと自体は、ある程度できてしまっていました。
その「やり過ごせてしまうこと」自体が、状況を悪化させていたのだと思います。
後回しにした仕事が表に出ないまま、次の仕事が積み重なっていく。
気づけば、頭の中では複数の未処理タスクが絡まり合い、
どこから手をつければいいのか分からない状態になっていました。
トラブルが起きたとき、一気に崩れた
後回しにしていた仕事は、結局どこかで表に出ます。
想定外の確認、急な指摘、期限の再確認。
その瞬間に、「やっていなかったこと」が一気に露呈しました。
そこからは、後続の仕事もドミノ倒しのように崩れていきました。
余裕がない状態で説明を求められ、判断も鈍っている。
結果として叱責を受け、「やはり自分はできていない」という自己嫌悪が強まりました。
優先順位が分からなくなっていたことに気づいた
当時を振り返ると、何が一番問題だったのかはっきりしています。
仕事の優先順位が、完全に分からなくなっていたことです。
「今すぐ対応すべきなのか」
「少し待ってもいいのか」
「そもそも重要なのか」
そういった判断ができないまま、
ただ仕事の数だけが増えていきました。
後から知った考え方ですが、仕事には
- 重要で急ぎ
- 重要だが急ぎではない
- 重要ではないが急ぎ
- 重要でも急ぎでもない
といった整理の軸があります。
当時の私は、そのどれにも当てはめられないまま、
すべてを同じ重さで抱え込んでいたのだと思います。
休みの日も、仕事が頭から離れなかった
三連休など、まとまった休みがあっても状況は変わりませんでした。
「仕事が終わっていない」という感覚が、常に頭のどこかに残っていたからです。
休んでいても気持ちが切り替わらず、
結果的に休んでいるのに回復しない状態が続いていました。
まとめ:今振り返って思うこと
あの頃の私は、やる気や能力が足りなかったわけではないと思っています。
精神的にすり減り、考える余力が残っていなかった。
それが一番近い表現です。
苦手な仕事を後回しにしたのは怠けではなく、
自分を守るための反応だったのかもしれません。
ただ、その方法が結果的に自分を追い込んでしまった。
今はそう実感しています。


コメント