「片付けてもすぐ戻る..」そんな悩み、ありませんか
何度片付けても、数日で元に戻ってしまう。
「また散らかった」と感じた瞬間、気持ちが少し沈む。
そんな経験がある人も多いと思います。
ADHDやASD傾向があると、片付けが続かないのは意志の弱さではなく、
脳のエネルギー配分や習慣の作られ方の違いが影響していることが多いです。
気合で続けようとすると疲れやすい。
だからこそ、頑張らなくても回りやすい仕組みを整えていく方が、
結果的にラクになります。
片付けが続きにくい理由
始めるまでのハードルが高くなりやすい
「よし、片付けよう」と思うだけで、
頭の中には「どこから」「何を」「どう片付けるか」といった情報が一気に浮かびます。
その結果、最初の一歩が重く感じられ、
手をつける前に疲れてしまうことがあります。
成果が見えにくい
片付けは、終わっても達成感が分かりにくい作業です。
「頑張ったのに、また散らかる」という感覚が残ると、
続ける意欲が下がりやすくなります。
完璧を目指しすぎてしまう
「ちゃんとやらなきゃ」と思うほど、
逆に手が止まりやすくなります。
最初から整えようとせず、
少しずつ回りやすくするくらいの感覚の方が続きやすいです。
やさしく整える3つの習慣術
① 片付けを“日常動作”に混ぜる
ADHD傾向のある脳は、新しい行動を始めるときにエネルギーを使いやすいです。
だからこそ「片付ける時間を作る」より、
すでにやっている行動に混ぜる方が続きやすくなります。
- コーヒーを淹れる前に、テーブルの紙を1枚戻す
- お風呂に入る前に、床の服を洗濯カゴへ
- 寝る前に、スマホの充電ケーブルをまとめる
どれも数十秒で終わる動作です。
「片付け」というイベントにせず、
歯磨きのように考えずに動ける状態を目指します。
朝の流れに組み込む形で整えたい人は、
こちらの記事も参考になります。
② 見えない努力を“見える形”にする
成果が見えないと、続けるのがしんどくなります。
そこで、行動を視覚化する工夫が役立ちます。
- Google Keep:
「テーブルを拭く」「本を戻す」などをリスト化してチェック - Google To-Do:
「5分だけ玄関を整える」など短い目標を設定 - Googleカレンダー:
「片付け10分」を予定として入れておく
チェックが増えると「動けた感覚」が残ります。
見えない努力を、見える形で積み上げていくイメージです。
③ “1つ戻す”を基準にする
ペン1本、靴下1足、紙1枚。
どれか1つ戻せたら、それで十分です。
1つでも行動できた瞬間、
脳は「動いた」と認識し、次につながりやすくなります。
「できなかったこと」より、
できた1つに目を向ける方が、習慣は安定していきます。
環境のルールを決めておくと続きやすい
片付けを習慣にするには、
行動だけでなく「環境側のルール」も大切です。
- 床に物を置かない場所を決める
- 仮置きできる場所を限定する
- 戻しやすい収納に寄せる
こうしたルールがあるだけで、
散らかり方そのものが変わってきます。
部屋全体の仕組みを整えたい人は、
こちらの記事も合わせて読むと流れがつかみやすくなります。
うまくいかない日があっても大丈夫
体調や気分の波があると、
片付けに手が回らない日もあります。
- 今日は触れなくてもいい
- また余裕がある日に戻せばいい
- 1つできたら十分
このくらいの距離感の方が、
片付けは長く続きやすくなります。
まとめ:片付けは「自分を整える習慣」
ADHDやASD傾向がある人にとって、
片付けは挑戦ではなく、暮らしを楽にするケアのひとつです。
- 日常動作に混ぜる
- 行動を見える形にする
- 1つ戻す基準で考える
完璧を目指さなくても、
少しずつ整っていく感覚が増えれば、それで十分です。
焦らず、自分のペースで。
やさしく整う毎日を続けていきましょう。


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