「まだ頑張れる」と無理をして、悪化した経験から学んだこと

無理を続けて追い込まれた男性の苦しい表情 思考と感情のリセット

「まだ頑張れる」

あの頃の私は、本気でそう思っていました。

限界に近づいている自覚はありました。
でも、止まるという選択肢はありませんでした。

帰り道で涙が止まらなかった日

前々職では、システムエンジニアとして出向していました。

現場によっては、繁忙期は朝9時から夜中の12時まで。
普段でも22時帰りは当たり前という環境でした。

データセンター勤務の時は、
午前と午後で勤務時間が入れ替わる日もあり、時間感覚も乱れていました。

体も頭も追いつかない感覚のまま、凡ミスが増えていきました。
それでも私は、「自分の努力が足りないだけだ」と決めつけていました。
また最後の出向先では、「やる気ある?」と叱責されることもありました。

ある日、電車に向かう帰り道で、涙が止まりませんでした。

「なんでできないんだ」

疑問ではなく、自分を責める言葉でした。
正直、出社したくない気持ちは強くなっていました。

ですが、担当営業に相談しても、
調整が終わるまでは現場から離れられないと言われました。
そのため結局、気分が落ち込んだまま毎日出社するしかありませんでした。

ため息をつきながら、それでも通い続けました。

無理を続けた理由

辞めたら終わりだと思っていました。

念願だったゲーム関連会社への出向。
ここで休んだら、夢が終わる気がしていました。

さらに当時、年収は約280万円。
借金は350万円ありました。

埼玉から都会に上京したての頃は、
「お金持ちになりたい」という欲に溺れていました。

  • FX(自動売買ソフト)
  • バイナリーオプション
  • 暗号通貨
  • ブックメーカー
  • 怪しいセミナー

副業という名のものには、ほとんど手を出しました。

結果は、出費ばかりでした。
暗号通貨のICOやBCG。FXの自動売買も、詐欺に近いものでした。

そして借金が残りました。

アコムとプロミスを利用し、金利の仕組みもよく分からず、
「すぐ借りられる便利な箱」くらいに思い、借りてしまいました。

若さと知識不足でした。今思えば、完全に判断を誤っていました。
借金のことは両親にも言えませんでした。

だから、やめられなかった。

「それでも続けないと」

それが、当時の本音でした。

崩れていったサイン

涙は帰り道だけでなく、自宅でも出るようになりました。
眠れない日が増え、思考もまとまりませんでした。

それでも会社では普通を装っていました。誰にも言えませんでした。
「まだやれる」と言い聞かせていました。

実際は、心が限界を超えていました。

辞めると決めたきっかけ

ある本との出会いがきっかけでした。
それが、「死ぬくらいなら会社辞めれば」という一冊でした。

当時は「死ねばいい」と思う瞬間もありました。
でも、その本の内容で現実に引き戻されました。

「家族に迷惑がかかる」

その事実が、私を踏みとどまらせました。
そこで初めて、自分が壊れかけていると自覚しました。

その後、私は自分から退職を申し出ました。

これまでで一番短い、わずか3ヶ月でしたが、
すでに精神はボロボロの状態でした。

当時の私は、この本に本当に救われました。
同じ状況にいる人には、一度読んでみてほしいです。

無理は根性では乗り切れない

あの経験で学んだことがあります。

無理は、根性では乗り切れない。

「まだ頑張れる」は、危険な言葉でした。
限界は、倒れてからでは遅い。

無理を続ければ、いつか必ず体が止めにきます。

休職するかどうか悩んでいたとき、
私はあの頃のことを思い出しました。

胸が詰まり、喉に違和感が出て、息がしにくくなったあの感覚。

「あ、これはあの時と同じだ」と気づいた瞬間、
壊れる前に選択しなければと思いました。

だから今ははっきり言えます。

止まることは逃げではない。

壊れる前に止まるのは、選択です。
あのとき無理を続けた経験があったから、今回は止まれました。

それだけは、過去の自分に感謝しています。

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