休職中、LINEの通知が怖くなりました。
相手は上司や人事です。
体調の確認や、リワークの進み具合など、必要な連絡でした。
嫌な内容が来るわけではありません。
それでも通知音が鳴るだけで体が固まりました。
また画面を開くまで5秒ほど止まり、内容を読む前から疲れます。
特に朝の10時頃は通知が来るかもしれないと身構えていました。
「何を書けばいいか」を考える時間が一番消耗しました。
連絡そのものが怖かったわけではない
家族や知人からLINEが来ても、同じ反応にはなりませんでした。
怖かったのは、連絡ではなく意味を持つ連絡でした。
上司からのメッセージには必ず質問が含まれます。
- 体調どうですか
- 今どんな状況ですか
- リワークはどうですか
- いつ頃戻れそうですか
どれも配慮のある言葉です。
ですが、答え方で状況が動く内容でした。
・良いと書けば復職の流れが進みそう。
・悪いと書けば印象が悪くなりそう。
・曖昧にすると誠実さがない気がする。
つまり返信は会話ではなく、判断に近いものでした。
メールよりLINEがつらかった理由
同じ内容でも、メールの方が少し楽でした。
違いは速度でした。
LINEは既読が付きます。読んだ瞬間から待たれている感覚になります。
文章も短く、ニュアンスが強くなります。
メールは「報告」ですが、LINEは「会話」に近い。
そのため返信が意思表示のように感じられました。
電話はもっとつらいと思いました。
考える間がないからです。
一番困ったのは状態確認だった
特に負担だったのは体調確認でした。
正解がありません。
・回復しています、と書けば復職の話が進むかもしれない。
・まだ不安定です、と書けば心配をかけるかもしれない。
そのため、内容より言い方を調整していました。
- 断定表現を避ける
- 医師の判断を添える
- 検討中という言葉を使う
つまり私は報告ではなく、
意味をコントロールする文章を書いていました。
通知が怖かった本当の理由
LINEが怖かったのは人間関係ではありませんでした。
1行で状況が変わる感覚でした。
返信は近況報告ではなく、立場を固定する行為に感じていました。
通知が鳴ると、期限が始まるような感覚になります。
返信するまで頭の中で文章を作り続けます。
実際に送る時間より、考える時間の方が疲れました。
休んでいるのに、仕事の判断だけ続いている状態でした。
やっていた対処
途中から返信の型を作りました。
事前に文章を用意し、調整して送る形です。
医師の指示を中心に書き、断定を避けました。
その結果、返信後の疲労は減りました。
むしろ送った後は、その日はもう連絡が来ないと分かるので安心して眠れました。
怖かったのは送信ではなく、作成でした。
休職中でも働いていたのかもしれない
振り返ると、私は休んでいませんでした。
仕事はしていませんが、判断は続いていました。
復職か退職か。
回復しているのか、していないのか。
毎回の返信で、その中間を保とうとしていました。
そのバランスを取り続けることが、疲労になっていたのだと思います。
もし同じ感覚があるなら
・通知音が鳴るだけで緊張する。
・既読をつけるのをためらう。
・文章を何度も書き直す。
それは対人関係の問題ではなく、判断を背負っている状態かもしれません。
返信に疲れるとき、体調が悪いのではなく、
意味を調整し続けているだけのことがあります。
休職中の連絡は短いですが、軽くはありませんでした。
人が怖かったわけではなく、
一言で状況が決まってしまいそうで怖かっただけでした。


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