やろうと思っているのに動けない。
頭では必要性を理解していて、
手順も分かっているのに始められないことがあります。
怠けているわけではない感覚だけが残り、
理由が分からないまま不安になることがあります。
この記事では、やる気があるのに、
動けない状態がなぜ起きるのかを整理していきます。
やる気があるのに動けないのは怠けではありません
「やろうとは思っているのに動けない」
頭の中では手順も分かっていて、
必要性も理解しているのに、体がまったく動かないことがあります。
この状態が続くと、多くの人は「意志が弱いのではないか」と考えます。
しかし実際には、意志の問題ではなく、
脳の処理順序の問題で起きていることがほとんどです。
行動は気合いではなく処理の順番で決まります
人が行動するとき、頭の中では次の流れが起きています。
- 状況を把握する
- やる内容を分解する
- 最初の一手を決める
- 実行に移す
調子がいいときはこの流れが自然につながります。
しかし疲労や負荷が高い状態では、途中の「最初の一手を決める」が止まります。
このとき人は「やる気がない」のではなく、
最初に何をするかが確定しないため動けない状態になります。
頭の中だけ進んで体が止まる理由
動けないときの特徴として、考えは進むのに行動が始まりません。
- やるべきことは分かる
- 手順も想像できる
- でも動き出せない
これは負担を減らすために脳が「開始の保留」を選んでいる状態です。
作業量が多いほど止まりやすく、逆に単純な動作ほど始めやすくなります。
休むと改善する場合としない場合があります
ここで多くの人が迷うのが「休めばいいのかどうか」です。
実際には二つの状態があります。
- 休めば動ける状態(疲労)
- 休んでも動けない状態(処理の詰まり)
後者の場合、回復を待つだけでは変化が出ず、
負担の小さい行動から順序を作る必要があります。
動ける人との違いは能力ではありません
周囲に普通に動けている人がいると、
自分だけ遅れているように感じます。
しかし差は能力ではなく、
「最初に何をするかが迷わず浮かぶかどうか」です。
最初の一歩がはっきりしている作業は動けて、
どこから手をつけるか考える作業は止まりやすくなります。
「片づける」ではなく、「ごみを1つ捨てる」のように、
行動を1回分まで小さくすると止まりにくくなります。
まず確認したいポイント
次の状態に当てはまる場合、
やる気ではなく処理負荷で止まっている可能性があります。
- 小さな作業はできる
- 考えるほど動けなくなる
- 準備が多いほど止まる
- 始めれば続く
この場合は「頑張る量」を増やすより、
最初にやることを1つに決める方が動きやすくなります。
動ける日の特徴は別にあります
実際には、同じ人でも動ける日と動けない日が存在します。
違いは意志ではなく状態にあります。
動けない日に無理をすると翌日に負担が残り、
動ける日に合わせて行動量を調整すると安定しやすくなります。
まずは「やる気があるのに動けない」状態が、
珍しいことではないと知るだけでも十分です。


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