「もう家事に追われる生活は終わりにしよう」──ADHDの脳に合った暮らし方へ
朝起きたらシンクに食器が山積み。
洗濯物は干したまま、床にはいつのか分からない紙ゴミ。
「やらなきゃ」と思っているのに、どこから手をつければいいのか分からない。
そんな“家事の迷路”に、毎日迷い込んでいませんか。
ADHDの人にとって家事は、ただの作業ではありません。
順番を考える・集中を続ける・途中で気が散らない。
この全部を同時に求められるから、普通の家事が何倍もしんどく感じます。
でも、やり方を少し変えるだけで、家事はぐっとラクになります。
今回は、ADHDの脳に合った「続けやすい家事の工夫」を5つ紹介します。
1. 「見えない」をなくす|やることを目に入る場所に置く
やるべき家事を頭の中だけで管理しようとすると、すぐに抜け落ちます。
だから「目で見える形」にするのが大事です。
- 冷蔵庫にマグネットでタスクを貼る
「洗濯」「ゴミ出し」「食器洗い」などを書いた紙を貼り、終わったら外すだけ。 - 掃除道具は引き出しにしまわない
壁にフックで掛けておくと、取り出すまでの手間が減ります。
「しまう」より「見せる」。
それだけで、行動までの距離が短くなります。
机まわりの“見える化”についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
👉ADHDでも片づく!“置くだけ”で机が整うズボラ収納アイデア
2. 誘惑を遠ざける|集中を邪魔する物を視界から消す
掃除をしていたはずなのに、
気づいたらスマホを見て30分経っていた。
これは意志の問題ではなく、視界に入る物の問題です。
- 作業スペースに趣味の物を置かない
マンガ、ゲーム、ガジェットは別の場所へ。 - “とりあえず置き”用の小さなトレイを用意
机の真ん中に置いて、そこに入る分だけ物を許可。
物の置き場を決めるだけで、散らかり方が変わります。
仮置きが減る環境づくりはこちらにまとめています。
👉行動が自然に出る環境づくり
3. 工程を減らす|家事を“半自動”にする
ADHDの人が一番つまずくのは、工程の多さです。
「洗う → 干す → 取り込む → 畳む」
この流れだけで疲れてしまいます。
- ドラム式洗濯乾燥機
干す・取り込む・畳むが一気に減る。 - ロボット掃除機
床に物を置かなくなる副効果もあり。 - 食洗機
夜の片付けが一瞬で終わる。
「自分で全部やらない」と決めるだけで、
家事はぐっとラクになります。
4. 声で動く|スマートスピーカーを“秘書”にする
「あとでやろう」と思ったことは、だいたい忘れます。
そこで役立つのが音声リマインドです。
- 「OK Google、20分後に洗濯物を取り込むって教えて」
- 「Hey Siri、18時にゴミ出しって言って」
- 朝起きて「今日の予定は?」と聞くだけ
スマホを触らなくても、声だけで管理できます。
5. 感覚を味方にする|家事を“気持ちいい時間”に変える
ADHDの人は、感覚の影響を受けやすいです。
- ふわふわのタオルを使う
- 好きな香りの洗剤を使う
- 掃除中はお気に入りの音楽を流す
「やらなきゃ」より「気持ちいいからやる」。
この切り替えが、継続のコツです。
脳が疲れにくい片付け方はこちらをご覧ください。
👉【脳が疲れない片付け術】ADHDのワーキングメモリを助ける3つの工夫
まとめ:完璧じゃなくていい
家事は「頑張るもの」ではなく、
ラクに回る仕組みを作るものです。
全部を一気に変えなくて大丈夫。
ひとつでも「これならできそう」と思える工夫があれば、それで十分です。
あなたのペースで、少しずつ整えていきましょう。


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