夜になると頭だけ冴えて眠れなくなった

発達脳の片付け術

夜になると頭だけ冴えて眠れなくなった

私自身、現在うつ病で療養しています。
日中は何とか過ごせていても、夜になると状況が一変しました。

ベッドに入り、電気を消し、横になっても、
脳だけが冴えてしまい、思考が止まらなくなります。

静かな空間になるほど、
昼間は意識しないようにしていた考えが、
はっきりと浮かび上がってくる感覚がありました。

眠ろうとすればするほど、
頭の中では別の動きが始まってしまいます。

過去の過ちが、何度も脳内で再生される

夜に浮かんでくる思考は、
前向きな計画や希望ではありませんでした。

過去の出来事が、映像のように何度も再生される
それが、この時間帯の特徴でした。

「あの時、別の選択ができたのではないか」
「ああしておけば、結果は違ったのではないか」

そうした後悔が、止めようとしても繰り返されます。
一つ思い出すと、そこから別の場面、別の言葉へと連想が広がり、
脳内で終わりのない反省が続きました。

冷静に考えれば、
今さら答えが出ないことは分かっています。

それでも、
脳は勝手に同じ出来事を再生成し続ける
この感覚が、とても苦しかったです。

周囲からの評価が、静かな夜に膨らんでいった

過去の出来事と同時に、
周囲からどう見られているのか、という考えも浮かびました。

信頼を損なったのではないか。
もう取り戻せない評価になっているのではないか。

誰にも確かめられない想像が、
夜になると強くなります。

脳が、後悔と不安を材料に、同じ思考を無限に作り出している
そんな実感でした。

考えても何も変わらない。
それでも考え続けてしまう。

その矛盾自体が、
精神的な苦痛になっていました。

眠れない理由を整理しようとして、さらに消耗した

当時の私は、
「なぜ眠れないのか」
「どうすれば改善できるのか」

を必死に考えていました。

原因を見つければ、
この状態から抜け出せる気がしていたからです。

ですが今振り返ると、その行為自体が、
すでに限界に近い脳をさらに使っていたように思います。

夜は、本来なら思考を手放す時間です。

それなのに私は、自分を追い詰める材料を集めていました。

気づいたのは、1ヶ月ほど経ってからだった

このことに気づいたのは、眠れない夜が続いてから約1ヶ月後でした。

当時の夜は、
「これはやめたほうがいい」
「今は考える時間じゃない」
といった判断が、全くできませんでした。

時間が経ち、あの頃の夜を振り返れる距離ができてから、
ようやく考え方そのものを見直せるようになりました。

そのとき初めて、
あの夜に必要だったのは解決策ではなく、考えること自体を止める判断だった
と実感しました。

私にとって必要だったのは「何もしない時間」

私の場合、散歩や軽い運動といった前向きな行動は、
対処療法としては最悪でした。「何かをしなければ」という焦りが、
かえって頭を疲れさせていたからです。

役に立ったのは、ひたすら何もせず、ぼーっとすることでした。

何かを整えようとも、何かしようともしない。

ただ、これ以上、脳と心を消耗しない
それだけを意識しました。

そして、食べられるときに食べる。
眠れるときに眠る。

それが私にとって、とても大切な事だったのだと今では実感しています。

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