【借金350万】事故の入院中に父から突きつけられた現実と立て直しの始まり

借金がばれて、落ち込む男性 思考と感情のリセット

前職のパソコン教室に入社してしばらく経った頃のことです。
原付で事故を起こし、入院することになりました。

そして数日後、父が見舞いに来ました。

借金のことがバレているとは、このときは思っていませんでしたが、
それでも、どこか重たい表情をしていて、理由もなく胸がざわつきました。

事故のあと、病室で突きつけられた現実

実家に戻って間もない頃、原付で事故を起こしました。

坂道で、自転車が後ろを確認せずに道路を横切ってきたのです。
避けようとした方向が重なり、追突。

足を痛め、救急車でそのまま入院することになりました。

体も痛い。気持ちも沈んでいる。
そんな中、父が一枚の紙を静かに差し出しました。

それは消費者金融の利用明細でした。
声を抑えたまま、父が問いかけます。

「これは何だ?」

10秒ほどの沈黙。言葉が出ません。

カーテンの向こうには他の患者さんがいます。
怒鳴られたわけではありません。
それでも、静かな問いのほうが重く響きました。

私はそこで、都内で副業と称して手を出し、
借金を抱えていたことを打ち明けました。

父は小さく「そうか」とだけ言い、
「退院してからまた話そう」と告げました。

その日の気分は、人生で最悪だったと思います。

借金が膨らんだ背景

当時の年収は約280万円。
それに対して、借金は約350万円ありました。

数字だけ見ても、明らかにバランスは崩れていました。

埼玉から東京へ上京したばかりの頃、
「お金持ちになりたい」という焦りが強くありました。

FX、自動売買ソフト、暗号通貨、ブックメーカー、怪しいセミナー。
副業という言葉に惹かれ、次々に手を出しました。

結果は出費ばかり。
暗号通貨やFXは詐欺に近いものもありました。

それでも「次こそは」と根拠のない自信でやめられませんでした。
今振り返ると、仕事から解放されたいという気持ちが、
判断を鈍らせていたのだと思います。

消費者金融は「すぐ借りられる便利なATM」くらいに思っていました。
金利の仕組みも深く理解していませんでした。

若さと知識不足。
そして、夢を守りたい気持ち。

当時は勢いが強く、やめたら終わりだと思っていました。

それでも生きる前提に戻された

正直に言えば、当時は「死ねば借金も消える」と本気で考えたこともあります。
追い詰められて、視野が極端に狭くなっていました。

でも病室で父に問いかけられたあの瞬間、
私は初めて「生きる前提」で考え直しました。

逃げるのではなく、返す。
ごまかすのではなく、向き合う。

退院後、両親は消費者金融の借入を立て替えてくれました。
その代わり、私は実家から通勤し、親へ全額返済を続けました。

だからこそ、無駄な出費は一つずつ手放していく考え方になりました。

  • 国内旅行を減らす。
  • スマホゲーム課金をやめる。
  • 無駄な出費を徹底的に見直す。

誠実に、コツコツ働く。
それだけを徹底して行動しました。

あの日が、再出発だった

あの出来事は、人生で最も苦しい時間でした。
でも同時に、人生を立て直す起点でもありました。

お金の管理を見直しました。
支出を把握し、無駄を減らし、少額でも貯金を続けました。

借金を完済し、その後も積立投資と貯金を継続。
結果、5年で数百万円を貯めることができました。

借金があった事実は消えません。
でも、そこから立て直すことはできます。

もし今、隠しているものがあるなら

借金は恥ではありません。
失敗も、終わりではありません。

本当に怖いのは、隠し続けることです。

隠している間は人生が止まります。
打ち明けた瞬間から、少しずつ動き始めます。

私はあの日、病室で現実を突きつけられました。
あれがなければ、まだ無理を続けていたかもしれません。

向き合うのは怖い。
でも、向き合うことが再建の第一歩でした。

もし今、誰にも言えずに抱えているものがあるなら。

あなたの価値は、借金の額では決まりません。

やり直す選択をした瞬間から、人生は変わります。
現実は怖い。でも、向き合わない方がもっと怖いと今ではそう思います。

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