冬は“こたつ中心の生活”になる季節
冬になると、暮らしは自然とこたつ中心になります。
仕事から帰ってこたつに入る。横にはみかんや飲み物、
手の届くところにリモコンやスマホ。
そのまま、静かに時間が流れていく日が増えていきました。
その一方で、
「このままだと片付けは進まないよな」
そんなことを頭の中で考えながら、
どう整えれば動きやすくなるだろう?
と、なんとなくそう感じていました。
こたつが“動きを止める装置”になる理由
冬に片付けが止まってしまうのは、
努力不足や性格のせいではありません。
体と脳の状態が変わる季節だからこそ、
動きにくくなることもあります。
① 体が温まると、脳は休息モードに切り替わる
こたつに入ると体が緩み、安心感が生まれます。
その瞬間、脳は自然に「今は休んでいていい」という判断をします。
片付けのように、判断や集中を必要とする行動は後回しになりやすくなるのです。
② 冬はそもそもエネルギーが不足しやすい季節
- 日照時間が短い
- 寒さで体力を使う
- 外出が減り、運動量も落ちる
ただ生活しているだけでも消耗しやすい時期。
そこに「完璧な片付け」を重ねると、
負担が大きすぎる場面もあります。
③ 快適な場所が“拠点”になり、動線が固定される
人は、楽で安心できる場所を生活の中心にしやすい生き物です。
冬の間は、こたつがその役割を担います。猫と一緒です。
温かくて安心できる場所に集まるのは自然なことなんですよね。
「冬でも動ける暮らし方」を設計し直した
私はある時から、「こたつに勝とうとする」のではなく、
「こたつを前提に暮らしを整える」
という方向に考え方を切り替えました。
「どうすれば少しでも動けるかな?」
「何ならできそうかな?」
そんなふうに、答えを探しながら、
自分なりの“冬仕様の片付け”を変えていきました。
① 座る場所を固定する
まず取り入れたのは、
「自分が座る位置を固定する」
というシンプルな工夫でした。
毎回違う体勢、違う場所で過ごすより、
座る位置を決めた方が頭も動線も安定します。
「冬の拠点」をひとつ決めることで、生活のリズムが整ってきました。
② 視界と手の届く範囲を“ゾーニング”する
次に取り入れたのが、
「角度ごとに役割を決める」
という方法です。
- 正面 → よく使うもの
- 横側 → ノートPCや趣味のもの
- 一番奥 → ゴミ袋や片付け用アイテム
きっちり完璧に片付けるというより、
“冬でも生活が回る置き方にする”
そんなイメージです。
結果として、少し散らかっているけれど、意味のある散らかり方。
自分にとって使いやすく、動きやすい配置に落ち着きました。
③ 「きれい」より「暮らしやすさ」を優先する
冬になると、上着やマフラー、帽子など
身につける物が一気に増えました。
そのたびに
「どこに置いたっけ?」
と探す時間が増えて、外出前から少し疲れます。
そこで、玄関の近くに
冬によく使う物だけをまとめた場所を作りました。
上着・マフラー・手袋を
同じエリアに置くだけで、
準備の流れがかなり楽になります。
まとめ:冬は“戦う季節”ではなく“整える季節”
冬に片付けが思うように進まないのは、
怠けているからでも、意思が弱いからでもありません。
体が自然と「休むモード」に入っているだけです。
こたつと自然と安心します。
寒さで体は疲れやすく、
ゆっくり過ごしたくなる季節でもあります。
そんな要素が重なって、
「今はゆっくりでいい」
というリズムになっているだけなんだと思います。
だから私は、こたつを無理に遠ざけるのではなく、
“冬でも暮らしが止まらない仕組み”
を少しずつ整えることにしました。
少しずつ動ける。それくらいの距離感で冬と付き合えるようになると、
気持ちも、暮らしも、少し楽になります。


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