リワーク体験会1日目。
LITALICOワークスでの体験です。
当日はパソコン作業と軽作業のどちらかを選べました。
環境を見ると、WordやExcelなど、Office系の基礎を学べる内容が中心でした。
初心者でも取り組みやすい構成で、安心して練習できる印象でした。
ですが私は、今回はパソコンではなくピッキングを選びました。
なぜパソコンではなくピッキングを選んだのか
理由はシンプルです。
私はすでにOffice系の資格を持っており、
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Accessは一定の操作ができます。
もちろん完璧ではありません。
ですが「基礎を一から学ぶ」という段階ではないと感じていました。
それよりも気になっていたのは、
単純作業が自分の特性にどう影響するのかでした。
発達特性があると、
「ルーティン作業が向いている」と言われることがあります。
- けれど本当にそうなのか。
- 精神的な負担は少ないのか。
- 集中力はどのくらい持つのか。
将来工場勤務を目指しているわけではありません。
ただ、経験として体で確かめておきたいと思いました。
実際にやってみたピッキング作業

※写真は事業所の許可を得て掲載しています。
作業は番号順に商品を陳列するという、とてもシンプルな内容でした。
10枚のカードを並べていて、約15分ほどでしょうか。
ここ数ヶ月、ほとんどベッドで寝込んでいた影響もあるのか、
「あ、やっぱり集中力が落ちているな」とすぐに実感しました。
数字を追っているうちに、
まだ始めて間もないのに「ちょっと休憩したいな」と思ってしまう自分もいました。
それでも精神的な負担はなく、指示は明確でやることも単純。
迷いが少ないぶん、取り組みやすさは確かにありました。
また、横にはスタッフの方が常駐していて、
分からなければすぐ聞ける環境でした。
この「見守られている感覚」は、想像以上に安心感が大きかったです。
「できた」という小さな感覚

作業中、私は番号順にきれいに並べることに軽く過集中していました。
テーブルの上にカードが整っていく様子を見ながら、
「ちゃんと並べられている」という実感が湧きました。
整っていく過程を見るのは気持ちがよく、
少しだけ「うまくできた」という高揚感もありました。
約1時間の体験でしたが、思ったより時間はあっという間でした。
ただし、体力は想像以上に落ちていました。
- 作業時間を意識すること
- 細かい確認を繰り返すこと
- 集中を維持すること
「簡単そう」に見える作業でも、
今の自分にはそれなりの負荷があると知ることができました。
できたこともあれば、まだ弱っている部分もある。
その両方を確認できた時間でした。
ピッキングまで辿り着けなかった意外さ

正直に言うと、
私は「もっとサクサク進む」と思っていました。
ですが、陳列の段階で時間が足りなくなりました。
ピッキング作業の本番までは届かず、
想像していたより工程は奥深いと感じました。
これは一つの発見でした。
自分の中で「できるはず」と思っていることと、
実際の体力・集中力は一致していない。
過信していたわけではありませんが、
回復期の自分を正しく見積もれていなかったのだと思います。
パソコンを選ばなかったことへの気づき
今回あえてパソコンを選ばなかったことで、
逆に自分の現在地が見えました。
スキルがあることと、
体力があることは別です。
もし今フルタイムでPC作業を続けたら、
思ったより疲労は大きいかもしれません。
一方で、単純作業は精神的負担は少なめ。
ただし、集中力と体力の問題がある。
どちらにもメリットと課題があると分かりました。
今回の体験で分かったこと
- 単純作業は精神的には楽
- 集中力はまだ完全には戻っていない
- 体力は想像以上に落ちている
- サポート環境があると安心して作業できる
そして何より、
「試してみると不安は具体化する」ということ。
頭の中で考えているだけだと、
単純作業は楽そう、きつそう、向いているかも、向いていないかも..
すべてが曖昧です。
実際にやると、曖昧さが減ります。
今回の体験は仕事選びの正解を見つけたわけではありません。
ですが、「今の自分の状態を知る」という意味では大きな一歩でした。
体験して初めて見えたこと
リワークは復職のためだけの場所ではなく、
自分を検証する場でもあるのかもしれません。
この日は「できるかどうか」を確認した一日でした。
ですが次の体験で、判断の基準が少し変わりました。
2日目は「通える場所かどうか」を確かめる時間になりました。


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